弊社株式会社Guncy’sもおかげさまで第4期を迎えました。弊社の主とするコンサルティングサービスは、新たなソリューションやサービスを作るための技術面の調査や問題点の調査に始まり、クライアントとともにゼロから仕様、チームをプラニングし、プロジェクトを構築していきます。
そのため、案件の一つ一つがまさに「雲をつかむ」ような壮大なプロジェクトであるのが常です。
本コラムは、弊社が今までどのような案件とどのように向かい合ってきたのか、そして今後CG業界はどんな未来へ向かうのか等、ざっくばらん徒然に筆を走らせようかと思った次第です。
まず初回投稿として、雲をつかむようなプロジェクトをどのようにして形にしていくのか、弊社コンサルティングサービスの基本キ、を少しお話しようかと思います。
出だしは「これがしたい、けど無理だよね・・・。」
今までコンサルティング事業として様々なプロジェクトに携わってきた中で、共通していることは、ざっくりとした「これがしたい」というご要望のみで、実現するためのプロセス、仕様は一切ない場合が多い、という点です。
弊社は制作開発会社ではなく、コンサルティングを名乗る大きな理由としては、作るものが決まっていなくても、仕様が決まっていなくても、問題解決のパートナーとして0からプロジェクトを構築するという点にあります。そのため、作るものの詳細が無くても、R&Dフェーズから案件が始まることが多々あります。
「これがしたい」けれど、それが新しい試みであればあるほど漠然とした目標に見えるものです。
漠然としたものを見えるものにする
どうせ難しい、と言って思考停止してしまい推進力が落ちるのが一番もったいないものです。なので、案件内容をヒヤリングした後ですぐ行うことは、R&DのR(Resarch)です。 目標達成のために必要なものの洗い出しと技術調査に多くの時間を割きます。そのリサーチ結果をもとに、何をソリューションとして作り上げる(Develope)のかをご提案します。
難しい目標に挑む際に事前準備であるリサーチをしっかり行い、根拠のあるプランニングとパイプライン設計さえあれば、漠然とした難しい目標も少しずつ現実味が帯びてくるものです。
弊社では、目標達成までの道のりをすべて細かなタスク化を行い、マイルストーン化することで、目標達成までの道のりを見える化、提示を行っています。
チームビルドとスクラム
見える化した開発タスク群は、弊社がプロジェクト単位で組織したチームで対応していきます。
設計段階で採用するツールやソフトウェアの吟味と並行してスペシャリストをアサインします。
基本的に少数精鋭、スケール段階では他のパートナー会社と協力しスクラムを組むこともあります。
目標達成までの道のりは示されているので、あとはチーム一丸となって突き進むことが可能です。
雲は意外とつかめる、そしてその先へ
ヒヤリング段階では「雲をつかむ話だなぁ・・・」と思った案件も、ここまでくれば全くもって雲をつかむような案件ではなくなっているものです。
近年ではエンタメ業界以外からのご相談も多く、まだCG技術の浸透しきっていない業界であればあるほど新たなソリューションの種がたくさんあると感じています。
CG技術はARやVRやIoTなど、様々な表現技法やアウトプット様式の拡大による相乗効果で恐ろしい速度で日々進歩しています。だからこそ、いろいろな業界やサービスの中でどのように活かすことができるのか、どんどん提案していきたいですね、
まだ見ぬでっかい雲をつかみに行きましょう。