【記事連載】〖MotionBuilderチュートリアル〗第0回 ~はじめに~

はじめに

こんにちは。株式会社 GUNCY’S のモーションキャプチャースペシャリスト、岡崎です。今回から連載形式で、MotionBuilderを使ってモーションキャプチャーデータを扱い、3Dキャラクターを Unity 上で動かすところまでを、実践的に解説していきます。専門機材は不要、一般に公開されているデータを使うので、初学者の方でも安心して始められます。

こんな方におすすめ

以下のような経験や悩みがある方には特に役立つ内容です:

  • MotionBuilder を少しだけ使ったことはあるが、細かい操作やトラブル対応には自信がない
  • 周りに詳しい人がいなくて、自習が難しいと感じている
  • トライアル期間が限定されていて、時間的に使い倒す前に挫折してしまいそう
  • マニュアルや専門用語でつまずいて、どこをどう調べたらいいかわからなくなってしまった

MotionBuilderとは何か?

MotionBuilder はオートデスク(Autodesk)社の 3D アニメーション作成・編集ソフトで、モーションキャプチャデータのクリーンアップや編集操作に強みがあります。業界のプロダクションでも標準ツールとして扱われることが多く、キャラクタの動きの調整やモーションリターゲットなど、多くの工程で用いられています。 Zenn

今後の連載で扱う内容(進行予定)

この連載では、以下のステップを順を追って解説していきます:

  1. データの準備
    • モデルデータの準備
    • モーションキャプチャーデータの取得・確認
  2. MotionBuilder の基本操作
    • ビュー操作(カメラ・操作方法など)
    • スケマティックビュー
    • 環境設定、レイアウトなどカスタマイズ可能な設定項目
  3. キャラクタライズ(Characterize)
    • モデルとモーションデータをキャラクタライズし、動作可能な状態に整える作業
  4. モーションの適用(リターゲット)とベイク
    • 動きをモデルに適用し、アニメーションデータを確定させて Unity 等で扱えるようにする工程
  5. 小物の追加/セットとコンストレイント
    • モーション中に持たせる小道具などを含めたセットアップ
  6. 編集・確認用ムービー作成
    • モーションのオフセット、カーブ調整、カメラ設定、ムービー書き出しなど
  7. Unity へのインポートと動作確認
    • 最終的に Unity 上で動きを確認する方法までを解説予定

まとめ

この第0回では、MotionBuilder に不慣れな方を対象に、何がこの連載で学べるのか、どのような流れで進むのかを明確に示してくれています。特に、「専門知識がない」「実践で使ってみたい」「操作や用語でつまずいたことがある」人々にとって、学び始める敷居を下げてくれる内容です。次回以降は、いよいよデータ準備や基本操作の具体的な操作へと入っていきますので、モーションキャプチャーや 3D アニメーション制作に興味がある方はぜひフォローしてみてください。


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Zenn 〖MotionBuilderチュートリアル〗第0回~はじめに~