前号に引き続きまして、本日発売の月刊CGWORLD 209号にも寄稿させて頂きました。
今号のテーマは、アメリカの南カリフォルニア大学ICTで研究されている長野光希さんとLightStageなどについて取り上げさせて頂きました。
LightStageの名前は聞いたことがある方は多いと思いますが、これを使うと実際に何が出来るのかをご存知の方はあまり多くないと思います。
実は、私も今回の取材をするまで薄い情報しか持っていませんでしたので、今回の取材は本当に良い経験になりました。
これから日本のCG制作現場においても、フォトリアルなCGを作る為にLightStageを使うというケースも増えてくるのではないかと想像しました。
ただ、非常に残念なことは、日本にはLightStageが一台もないことです。
日本の教育機関、研究機関においても、ICTと同様にエンターテインメントに活かせる高等技術の発展を切に願います。
下記の画像は、Ricoh Thetaを使ってLightStageの中から撮影した非常に貴重な写真です。
下記のソフトをインストールすると天球がイメージ出来ると思います。
https://theta360.com/ja/support/download/
長野光希さんのホームページはこちら
http://www.luminohope.org/
SIGGRAPH 2015のTechnical Paperに採択されたこちらの長野さんの論文についても解説しています。
http://gl.ict.usc.edu/Research/SkinStretch/
非常にリアルなデジタルヒューマンをつくる上で、LightStageは欠かせないものとなっています。
同じく、SIGGRAPH 2015 Computer Animation Festivalで入選を果たした、Digital Emily2.1についても取り上げています。
http://www.wikihuman.org/index.php/off-topic/emily-2-1/
Digital Emilyのデータは下記のサイトからダウンロード出来ます。
http://gl.ict.usc.edu/Research/DigitalEmily2/
興味のある方は、是非書店にてお買い求めください。